理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
傾斜外乱時におけるラット動的姿勢調節の特徴
佐々木 健史長峯 隆小塚 直樹松山 清治
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2015 年 30 巻 1 号 p. 21-27

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抄録

〔目的〕傾斜外乱時におけるラットの動的姿勢調節の特徴抽出を目的とした.〔対象〕成ラット5匹.〔方法〕小動物用重心動揺計を用いて,ラットを側方および前後方向へ異なる傾斜速度で30°までの傾斜外乱を与えた際の重心移動の測定と姿勢変化の動画記録を行った.〔結果〕側方傾斜では傾斜速度10°/secまでの増加に追随して動的な姿勢変化とそれに伴う特徴的重心移動がみられた.一方,前後方向傾斜では傾斜角度の増加に伴う重心移動はみられたが,顕著な姿勢変化は示さなかった.〔結語〕側方傾斜では動的姿勢調節による姿勢の補正がなされるが,前後方向傾斜では顕著な姿勢変化を示さず姿勢の安定化が図られているものと示唆された.

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© 2015 by the Society of Physical Therapy Science
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