理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
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原 著
国家試験問題を教材とするeラーニングの取り組みとその学習効果の検討
小貫 睦巳
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2016 年 31 巻 4 号 p. 535-539

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抄録

〔目的〕国家試験問題を教材とするeラーニングを施行しその経験の有無とインターネットリテラシー等との相関の分析によりeラーニングの学びの可能性を検討することである.〔対象と方法〕理学療法学科2,3年生とした.eラーニングとその前後の学習評価を行い,eラーニングの実施の有無による群の学習効果を2要因混合計画の分散分析により解析した.またインターネットリテラシー尺度とeラーニングの結果との相関をみた.〔結果〕eラーニング実施前後において測定されたテストの平均値は2年生,3年生ともに上昇した.分散分析の結果2年生は被検者内要因が主効果,交互作用とも有意であった.〔結語〕2年生においてはeラーニング教材の学習効果は高いと考えられる.

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© 2016 by the Society of Physical Therapy Science
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