2016 年 31 巻 4 号 p. 625-628
〔目的〕入学から4ヵ月後での学習と生活満足度を入学様式,通学様式も含めて男女別に明らかにすることとした.〔対象と方法〕平成27年に国際医療福祉大学理学療法学科に入学し,協力の得られた103名(男性51名,女性52名)とした.1年前期末の7月下旬にVisual Analogue Scaleで学習と生活満足度を評価し,入学および通学形態より比較した.〔結果〕男女とも学習満足度は約65,生活満足度は約70ポイントと高かった.入学様式に有意差はなく,女性の自宅通学者が一人暮らしより学習満足度が有意に高かった.〔結語〕学習,生活とも満足度は高く,女性の学習に関する満足度は自宅通学者でより高かった.