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理学療法科学
Vol. 32 (2017) No. 1 p. 73-80

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http://doi.org/10.1589/rika.32.73

原著

〔目的〕本研究は,血液透析患者に回転数を一定にした定量的な運動介入を行い,身体への影響を明らかにすることを目的とした.〔対象と方法〕外来透析患者27名(男性19名,女性8名,67 ± 10歳)に,回転数を一定にした透析中の仰臥位エルゴメータ運動を12週間行った.〔結果〕本研究の結果,1,800回転(60回転/分,30分間)の基準値の70%(1,260回転)を保てていた高齢者は,介入後に6分間歩行距離と長座体前屈が有意に増加した.多重ロジスティック解析で,1,260回転の回転数を下回るリスク因子として,糖尿病性腎症と6分間歩行距離低下が採択された.〔結語〕透析中運動では1,260回転の回転数をカットオフ値とし,1,260回転以上の運動を指導することで歩行機能改善に寄与する可能性が示唆された.

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