理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
回復期脳卒中患者の歩行自立予測
—信号検出分析による臨床応用を目指した検討—
吉松 竜貴加辺 憲人橋本 祥行牧迫 飛雄馬
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2018 年 33 巻 1 号 p. 145-150

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抄録

〔目的〕脳卒中患者の回復期リハビリテーション病棟入院時情報から3ヵ月後の歩行自立を判別するための予測チャートを作成すること.〔対象と方法〕初発脳卒中患者251例を対象として,入院時の身体機能と認知機能,基本動作自立度,バランス能力,日常生活自立度から入院3ヵ月後の歩行自立を予測するための決定木を,信号検出分析法にて求めた.〔結果〕起居動作能力,バランス能力,認知機能が有意な予測因子として抽出され,入院3ヵ月後の歩行自立を予測するための決定木が得られた.〔結語〕脳卒中の回復期に適応した歩行自立の予測チャートが作成された.

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© 2018 by the Society of Physical Therapy Science
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