理学療法のための運動生理
Print ISSN : 0912-7100
上肢CPM駆動時の筋活動と血流の変化
岩月 順子岩月 宏泰寺沢 智子
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キーワード: CPM, 筋電図, 前腕の血流, 装着感
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1993 年 8 巻 4 号 p. 209-212

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抄録

健常青年を対象に肩関節CPMの装着性を1.設定角度からの偏位、2.装着時の上肢帯筋の筋放電、3.駆動時の血流の変化から検討した。結果:設定角度からの偏位は肩関節屈曲運動で下制位、挙上位とも約10~15°生ずる。外転運動では下制位で約5°、挙上位で約10°であった。肩関節CPM駆動開始時の筋放電では装着側の僧帽筋中部、三角筋中部、広背筋および非装着側の大胸筋にみられた。しかし、CPM3回目には筋放電はみられなくなリ、30回施行時にも筋放電はみられなかった。CPM駆動時の血流の変化は肩関節外転運動の挙上位で減少したが、屈曲では全可動域で血流の減少を認めなかった。
本研究の結果、肩関節CPMを坐位もしくは立位で使用させる際には機器の固定と上肢サポートの締め付けに注意を払う必要があることが示唆された。

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