理学療法のための運動生理
Print ISSN : 0912-7100
一側下肢の重錘負荷が足踏み検査に与える影響について
岩月 順子岩月 宏泰青木 千賀子篠田 規公雄
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1994 年 9 巻 4 号 p. 167-170

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抄録

健常女性20名を対象に下肢に重錘負荷を与えた際の足踏み偏倚について検討した。結果;1.再現性:初回と3回目の各測定値間の相関では移行距離に相関係数0.68と有意な高い相関を認めた(p<0.05)。しかし,移行角,回転角については相関を認めなかった。2.年齢別比較:移行角,回転角では青年群より老年群が有意な高値を示した(p<0.01,0.001)。しかし,移行距離は両群とも約1mと差を認めなかった。3.重錘負荷による影響:老年群では移行角,回転角で無負荷より有意な減少がみられたが,移行距離は増加する傾向を認めた。
本研究の結果,重錘負荷時にみられた老年者の移行距離の増加には前庭感覚の機能低下も関与している可能性が考えられた。

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