理学療法科学
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高齢脳卒中片麻痺患者の起き上がりパターンと腹筋筋力の関係
久保 晃
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1997 年 12 巻 2 号 p. 73-77

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抄録

高齢脳卒中片麻痺患者を対象に起き上がりパターンと腹筋筋力との関係,腹筋筋力と握力の測定値の信頼性について検討した。対象は高齢脳卒中片麻痺患者40例で,男性16例,女性24例,平均年齢73.2±82歳である。起き上がりは,日常の起き上がりパターンより片肘型と腹筋型に分類した。測定項目は握力と握力計を応用した体幹前屈筋筋力(以下腹筋筋力)および身長,体重,Body Mass Index(以下BMI)である。40例の起き上がりパターンは,起き上がり不可4例,片肘型30例,腹筋型6例で,腹筋筋力,握力とも信頼性は高かった。腹筋筋力は不可群,片肘型群,腹筋型群の順に強くなり,それぞれの群で有意な差が認められ,高齢片麻痺患者の起き上がりのパターンにおよぼす,腹筋筋力の関与が示唆された。

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