京都帝国大学大津臨湖実験所
1940 年 10 巻 1-2 号 p. 94-105
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秋田縣玉川の中流に於ける動物群聚の昭和14年盛夏の歌態を述べた。玉川は鹽酸の解離に因り強酸性化した流水で,本文に取扱つた本流の區域はPH<4.0である。動物の棲所として該區域は,苔の一種Aplozia crenulata graciilima群落の發逹によつて特徴づけられ,動物群聚をなす代表者は毛翅目昆蟲Limnoceutropus insolitusの幼蟲である。たほ,玉川に關聯して特殊水質の流水に於ける,二三の生態學的問題を論じた。
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