日本臨床外科医学会雑誌
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転移性肺癌の外科治療
近藤 晴彦
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キーワード: 転移性肺癌, 外科治療
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1997 年 58 巻 3 号 p. 495-501

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抄録

1965年のThomfordらの報告以降各種癌の肺転移に対して積極的な外科治療が試みられてきたが,近年は症例の蓄積とともに,原発癌ごとに成績・適応を検討すべき時期にきている.国立がんセンター中央病院での経験では,大腸癌の単発の肺転移では肺転移切除後10年生存率が47%にも達するなど,治癒あるいは予後改善の意義が明らかなものもある.しかし,今まで殆どの報告がretrospectiveな検討であり,いまだ肺転移切除の意義が不明確な癌も少なくない.今後は多施設での共同研究も含めprospectiveな検討がなされるべきである.

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