日本臨床外科学会雑誌
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妊娠27週における腹腔鏡下胆嚢摘出術の1例
森下 実金平 永二大村 健二宇野 雄祐吉羽 秀麿渡辺 洋宇
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1998 年 59 巻 2 号 p. 512-515

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抄録

妊娠27週に対して低圧気腹を併用した腹壁吊り上げ式腹腔鏡下胆嚢摘出術を経験したので報告する.患者は27歳.胆石症経過観察中,妊娠8週より右季肋部痛を頻回に繰り返すようになり,妊娠22週目に肝機能酵素の上昇を認めた.その後も仙痛発作を繰り返すため手術適応と判断し,妊娠27週目に腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した.手術は全身麻酔にて腰直上および右肋骨弓の吊り上げと, 4~8mmHgの低圧気腹を必要に応じて併用することで比較的良好な視野で行うことができた.経過は良好で無事出産となった.腹腔鏡下胆嚢摘出術は妊婦に対して大変有益な術式と考える.

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