日本臨床外科学会雑誌
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成人鼠径ヘルニアに対するmesh plug法の成績と他の術式との比較
森 匡宗田 滋夫橋本 純平吉川 幸伸中根 茂大森 健
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キーワード: 鼠径ヘルニア, 成人
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1998 年 59 巻 5 号 p. 1246-1249

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抄録

本邦でも成人鼠径ヘルニアに対しmeshを用いた術式が普及してきたが,われわれは1992年4月よりmeshを使用したいろいろな術式を試みてきた.その中でplug法を160例経験したので他の術式と比較検討した. 1988年1月から1996年12月までに当科で経験した成人鼠径ヘルニア385例を対象とした.その内訳はBassini法143例, McVay法12例, Lichtenstein法50例, Stoppa法13例, laparoscopic hernioplasty 5例 (TAPP 3例, TEPP 2例), 胃癌手術のため開腹時に施行したpreperitoneal approach法2例, plug法160例である. plug法は他の術式に比し良好な結果を得,特にPerFix mesh plugを使用した137例では平均手術時間32.2±12.2分,再発率1.3%, 合併症は持続的痔痛2例,血腫1例という好成績であった.以上の結果より本法は成人鼠径ヘルニアに対する標準術式として推奨できると思われた.

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