日本臨床外科学会雑誌
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胸腔鏡下に手術した自然気胸の術後再発に対する再手術
浦上 年彦斉藤 雄史佐竹 章
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62 巻 (2001) 10 号 p. 2371-2374

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抄録

1991年10月から1999年12月までに当院で行った自然気胸に対する胸腔鏡手術は328例に及んだ.このうち2年以上術後経過観察した238例中術後再発をきたしたのは16例(6.7%)で胸腔鏡のみ45例中7例(15.6%),小開胸併用193例中9例(4.7%)であった.13例に再手術を施行した.術後再発再手術症例の背景や術中所見より再発の原因および予防法について検討した.再発の原因はブラの見落とし2例,ブラの新生(気腫性変化の増強を含む)4例,肺の損傷(癒着)3例,予宮内膜症1例,不明3例であった.ブラの見落としはいずれも胸腔鏡のみで行った初期の症例であった.ブラの新生,見落としによる再発症例のほとんどが,初回手術時に気腫性変化を認めていた.術後再発16例中11例が両側気胸症例であった.術前,術中の病巣の見極めと症例に応じた術式の選択およびそれが確実に行える技術習得が再発防止の重要なポイントである.

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