日本臨床外科学会雑誌
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腸腰筋膿瘍を併発した結腸癌の1例
加茂 直子王 裕東佐々木 久下松谷 匠丸橋 和弘
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キーワード: 腸腰筋膿瘍, 結腸癌
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62 巻 (2001) 10 号 p. 2470-2473

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抄録

腸腰筋膿瘍を併発した結腸癌の1例を経験したので報告する.患者は61歳男性.腹痛を主訴に当院受診した.精査の結果、上行結腸癌と診断された.腹部CTでは腫瘍に接する右腸腰筋膿瘍を認め,腸腰筋肢位も呈していた.開腹所見では,上行結腸に約10cm大の腫瘍を認めた.右半結腸切除術と膿瘍に対するドレナージ術を施行した.病理組織学的にはwell differentiated adenocarcinoma, si, ow(-), aw(-), n(-), stage 3aであった.術後,腸腰筋肢位は消失したが, 21日目に膿瘍が再発しドレナージ術を施行した. 96日目に退院し,現在まで結腸癌および腸腰筋膿瘍の再発の徴候は認められていない.

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