日本臨床外科学会雑誌
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非特異性小腸潰瘍の2例
石井 芳正高橋 正泰中山 浩一堀田 稔
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2002 年 63 巻 12 号 p. 2967-2970

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抄録

非特異性小腸潰瘍の2例を経験した.症例1は34歳,女性で貧血と低蛋白血症で精査し,開腹手術により回腸末端部に硬化・変形・狭窄所見認めさらに小腸内視鏡により散在性の潰瘍を確認し切除した.肉眼所見および組織所見から非特異性多発性小腸潰瘍症と思われた.症例2は66歳,男性で三尖弁および僧帽弁閉鎖不全による慢性心不全があり下血による貧血にて精査したが,上部・下部消化管検査で異常指摘できず開腹手術下に小腸内視鏡施行し回腸末端部に浅い小潰瘍を散在性に認め切除,組織学的に潰瘍はULI~IIで血管炎を示唆する所見を認めた. 2例ともそれぞれ異なった所見であり原因の多様性が伺われた.

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