日本臨床外科学会雑誌
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直腸狭窄により発見された前立腺癌の1例
中山 隆盛白石 好西海 孝男森 俊治磯部 潔古田 凱亮
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キーワード: 前立腺癌, 直腸狭窄
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2002 年 63 巻 12 号 p. 3052-3056

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抄録

前立腺癌は,日本において死亡増加率が最も高く,今後の動向は重要である.われわれは,直腸狭窄により発見された稀な前立腺癌を報告する.
症例は, 73歳の男性.主訴は排便困難であり,直腸癌疑いにて紹介入院となった.大腸内視鏡および注腸にて,直腸の全周性狭窄像を認めた.尿路症状を認めないものの, PSA (prostate specific antigen)が高値であり,骨転移が認められた.前立腺生検により,原発前立腺癌の確定診断となった.内分泌療法および放射線療法が奏効し,直腸狭窄は解除され,外来で内分泌療法中である.

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