日本臨床外科学会雑誌
Online ISSN : 1882-5133
Print ISSN : 1345-2843
胃軸捻転症を伴った成人Bochdalek孔ヘルニアの1例
須浪 毅金村 洙行山田 忍大平 雅一楊 大鵬
著者情報
ジャーナル フリー

64 巻 (2003) 1 号 p. 65-69

詳細
PDFをダウンロード (1123K) 発行機関連絡先
抄録

症例は51歳,男性.心窩部痛,嘔吐にて発症.胸部X線撮影にて左胸腔内に消化管ガス像を認め,上部消化管造影,注腸にて胃,大腸の左胸腔内への脱出を認めた.胃軸捻転を伴う横隔膜ヘルニアと診断し手術を施行.左横隔膜外側後方にヘルニア門を認め,ここから短軸捻転した胃前庭部が大網,横行結腸と共に脱出しており,胃軸捻転を伴ったBochdalek孔ヘルニアと診断した.脱出臓器を還納し,ヘルニア門を縫合閉鎖後,胃前壁を腹壁に固定した.術後約2年経過したが,現在まで再発を認めていない.

著者関連情報
© 日本臨床外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top