日本臨床外科学会雑誌
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会陰部に発生し診断に苦慮した近位型類上皮肉腫の1例
白畑 敦緑川 武正石橋 一慶畑山 年之水上 博喜上道 治
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キーワード: 近位型類上皮肉腫
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66 巻 (2005) 1 号 p. 229-234

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抄録

今回われわれは,非常に稀と思われる近位型類上皮肉腫の1例を経験したので報告する.患者は36歳,男性. 2002年10月,増大傾向の強い会陰部腫瘤を主訴に当院を受診した.入院後,諸検査において診断は困難であり, 2002年11月,精査治療目的で腫瘤摘出術を施行した.術後病理診断では中心部壊死を伴う類上皮肉腫であった.また免疫染色でkeratin, CD34, vimentin, EMA, E-cadherinが陽性, neurofilament, desmin, GFAP陰性であった.
術後経過は順調であったが,術後1カ月目に多発肺転移をきたし,呼吸不全で死亡した.

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