日本臨床外科学会雑誌
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ドレーン抜去孔への小腸嵌頓による絞扼性イレウスの1例
諏訪 敏之櫻井 丈青木 一浩榎本 武治渡邉 泰治大坪 毅人
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67 巻 (2006) 12 号 p. 2856-2859

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抄録

症例は78歳の女性. S状結腸癌でS状結腸切除術を施行し,ダグラス窩にデュープルドレーン(径10mm)を挿入した.術後5日目にドレーンを抜去したところ,約6時間後に腹痛,嘔気と嘔吐が出現した.ドレーン抜去部に一致して皮下に手拳大の腫瘤を認め,圧痛を伴っていた.腹部CT検査では,皮下に脱出した小腸を認めた.ドレーン挿入部からの腸管の脱出,嵌頓と診断し緊急手術を施行した.ドレーン抜去孔に嵌頓し,壊死した小腸を認め,小腸切除術を施行した.術後経過は良好で初回手術後15病日に退院した.

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