日本臨床外科学会雑誌
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術前診断に超音波検査が有用であった原発性虫垂癌の1例
水沼 和之中塚 博文藤高 嗣生中島 真太郎谷山 清己
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2006 年 67 巻 2 号 p. 369-372

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抄録

症例は82歳,女性.右下腹部痛を主訴に当科入院となった.腹部CT検査にて,虫垂内腔の拡張の程度に比べ,壁肥厚や周囲脂肪織の変化が少なく,超音波検査では虫垂体部に不整な壁肥厚を認めた.虫垂癌と術前診断し,一期的に回盲部切除術を施行した.病理診断は虫垂粘液嚢胞腺癌であった.原発性虫垂癌は比較的稀な疾患で術前診断は困難であるとされるが,今回,術前に診断可能であった原発性虫垂癌の1例を経験したので報告する.

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