日本臨床外科学会雑誌
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腹腔鏡下Nissen噴門形成術後の再発ヘルニアを腹腔鏡下に修復した1例
小村 伸朗柏木 秀幸石橋 由朗矢野 文章坪井 一人矢永 勝彦
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67 巻 (2006) 3 号 p. 602-605

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抄録

食道裂孔ヘルニア・GERDに対する腹腔鏡下Nissen噴門形成術後の再発ヘルニアに対し,腹腔鏡下に再手術を施行しえた1例を経験した.症例は32歳,男性.術後4カ月頃より腹痛を訴えた.上部消化管エックス線造影にて腹部食道とfundic wrapが縦隔内に変位し,内視鏡検査で食道裂孔の開大とwrapの縦隔内変位を認めた.以上より,食道裂孔ヘルニアの再発と診断し,腹腔鏡下に再手術を施行した.縦隔内へ脱出したwrapとその口側の食道を展開し露出後,開大した横隔膜脚を3針縫縮した.次いで左右のwrapを各々同側の横隔膜脚に固定し,手術を終了した.手術時間は125分,出血は少量であった.術後第2病日より食事を開始し,経過良好にて第7病日に軽快退院した.術後1年10カ月の時点で再発を認めない.

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