臨床血液
Online ISSN : 1882-0824
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臨床研究
成人急性骨髄性白血病の初回再発61例の治療成績
宮脇 修一平林 久美八代 邦彦根本 和雄村上 博和唐沢 正光野際 英司東雲 正剛小峰 光博成清 卓二土屋 純前川 正
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1991 年 32 巻 5 号 p. 513-519

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抄録
過去9年間のAMLの初回再発61症例に対する治療成績をretrospectiveに分析した。57.4%にCRが得られ5年生存率,寛解維持率はそれぞれ11.9%, 17.9%であった。寛解導入に関しては初回の寛解期間と再発時の状態が有意な因子であった。再導入療法は初回寛解が得られたレジメンと同種でも異なったレジメンによっても治療成績に有意差は認められなかった。地固め療法は初回のときと異なるレジメンを用いた場合に成績は良好と思われた。
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© 1991 一般社団法人 日本血液学会
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