臨床血液
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21 (EL-27)
低悪性度リンパ腫
―治療の進歩とその課題―
石澤 賢一
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2015 年 56 巻 10 号 p. 2039-2046

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抄録

濾胞性リンパ腫の治療方針は,限局期,低腫瘍量(無症候性)進行期,高腫瘍量(症候性)進行期の三つに分けて検討される。限局期では放射線療法24 Gyが,標準治療と考えられるが,無治療経過観察(以下WW),rituximab単剤,免疫化学療法の評価が必要である。低腫瘍量(無症候性)進行期では無治療経過観察が標準治療と考えられていたが,rituximab単剤の導入療法の有用性が示唆された。高腫瘍量(症候性)進行期ではrituximab併用化学療法が全生存率を改善した。化学療法としては,CHOP療法,bendamustineが優れていた。Rituximab維持療法は,高腫瘍量(症候性)進行期での有用性が示された。非濾胞性リンパ腫では,原発性マクログロブリン血症でフルダラビンの有用性,MALTリンパ腫でアルキル化剤にrituximabを追加することの有用性が示されたが,更なるエビデンスの蓄積が必要である。新規薬剤ではlenalidomide, idelalisib, ibrutinibで,大規模な臨床試験が実施中である。

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© 2015 一般社団法人 日本血液学会
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