臨床血液
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症例報告
RS3PE症候群を契機に診断した大腸がん合併加齢性EBV陽性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
下山 紗央莉黒田 裕行吉田 正宏宇佐美 信坂本 拡基山田 充子藤井 重之前田 征洋藤田 美悧仲野 龍己嘉成 悠介井山 諭加藤 淳二
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2015 年 56 巻 11 号 p. 2329-2335

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抄録
症例は75歳,女性。2014年1月に両側手背・肘・肩・膝の関節痛のため前医へ受診した。RS3PE症候群の診断で低用量プレドニゾロンによる治療を受け関節痛は改善したが,同年4月に右頸部リンパ節腫脹を自覚し当科へ紹介となった。加齢性EBV陽性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(EBV陽性DLBCL)の診断が得られ,下部消化管内視鏡で早期大腸がんを認めた。なお,リンパ腫と大腸がんはともにvascular endothelial growth factor (VEGF)染色が陽性であった。R-CHOP療法2コース後に完全寛解が得られ,RS3PE症候群の再燃は認めなかった。本症例はRS3PE症候群の発症機序にEBV関連DLBCLから産生されたVEGFの関与が示唆された。
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© 2015 一般社団法人 日本血液学会
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