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臨床血液
Vol. 58 (2017) No. 10 p. 2058-2066

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http://doi.org/10.11406/rinketsu.58.2058

31 (EL1-3)

多発性骨髄腫(multiple myeloma, MM)に対してプロテアソーム阻害剤や免疫調節薬が治療薬として導入され,その治療成績,予後は大きく改善した。しかし,いまだにMMの完治は困難であり,再発・難治MM(relapsed/refractory MM, RRMM)に対する治療設計は,生命予後のみならず,QoLや生き方をも規定する重要因子となる。近年,第2世代プロテアソーム阻害剤であるカルフィルゾミブやイキサゾミブ,モノクローナル抗体治療薬であるエロツズマブやダラツムマブなどが投与可能となり,治療選択肢はますます拡大している。RRMMへの治療選択に際しては,再移植を含め,各治療戦略の効果発現における特性,疾患の細胞遺伝学的・分子生物学的プロファイル,myeloma-defining event,併存症,治療歴などを指標とした高度な判断を伴うdecision makingが必要である。

Copyright © 2017 一般社団法人 日本血液学会

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