2018 年 59 巻 10 号 p. 2349-2353
血小板製剤の使用目的は,血小板減少や血小板機能異常による出血の予防と治療である。抗がん化学療法や手術を安全に行う上で,血小板製剤は欠かせない。ただし,血小板製剤の使用により,発熱や蕁麻疹,アナフィラキシー,輸血関連急性肺障害などの副作用を起こすことがある。血小板輸血を繰り返すことで,同種抗体が誘導され,免疫性血小板輸血不応に陥る可能性もある。したがって,血小板製剤の使用は,必要最小限にとどめるべきである。日本輸血・細胞治療学会は最近,科学的根拠に基づく血小板製剤の使用ガイドラインを定めたので,紹介する。