臨床血液
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特集:臨床医学 ―ゲノム医療の深化と今後の展望2019(骨髄系疾患)―
ゲノム異常に基づいたAML新規治療
梅澤 佳央川又 紀彦
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キーワード: AML, Genomic aberrations, FLT3, IDH
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2019 年 60 巻 6 号 p. 594-599

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抄録

急性骨髄性白血病(AML)の標準治療はcytarabineとanthracyclineの寛解導入療法とその後のリスク分類に応じた地固め療法が基本であるが,高齢化の進む現代において満足のいく治療成績が得られているとは言い難い。遺伝子解析技術の進歩に伴い,AMLの病態形成の核ともいえる遺伝子異常に焦点を当てた治療に注目が集まっており,これまでの標準治療が変わってくる可能性を見据えておく必要がある。すでに米国FDAなどで,FLT3阻害薬やIDH阻害薬などの新規治療薬の承認が相次いでおり,本邦でも2018年末にgilteritinibが認可となり,治療の個別化,最適化が求められる時代が近づいてきていると考える。

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© 2019 一般社団法人 日本血液学会
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