林業経済
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1970年代から1990年代にかけての日本の観光レクリエーションに関わる林野施策の動向(研究ノート)
田中 伸彦
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2015 年 68 巻 1 号 p. 19-35

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抄録

既存の林野施策の年表や総説、歴史的研究を参照し、1970年代から1990年代にかけての観光レクリエーション(以下:固有名称以外はレク)に関わる施策の動向を取りまとめた。その結果、(1)1970年代から1980年代半ばにかけての、それまで国有林に主軸をおいていた森林観光レク施策が民有林でも積極的に展開されるようになった時期、そして(2)1980年代後半から20世紀末にかけての、バブル期における民間主導の開発型の施策から不況期における非開発型の施策へと様相を変化させながらも、森林観光レク施策の著しい多様化が行われるようになった時期の2つにまとめられた。既存研究より、明治期から1960年代にかけての観光レクの林野施策は6時期に分類されていたが、林野施策として観光レクのための施策が国有・民有を問わず全般的に行われるようになったのは、上記合計8時期のうちでも、本研究で検討の対象とした2時期、つまり1970年代以降だと考えられた。

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© 2015 一般財団法人 林業経済研究所
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