Revue japonaise de didactique du français
Online ISSN : 2433-1902
Print ISSN : 1880-5930
A la recherche du paysage linguistique francais, un projet stimulant la curiosite et facilitant l'apparition de la motivation(N^o 1 Etudes didactiques)
Ghislain MOUTON
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2015 年 10 巻 1-2 号 p. 62-79

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抄録

沖縄で第二外国語としてフランス語を学ぶ学習者(以下学習者)を対象としたアンケートには,フランス語に「触れたことがない」または「馴染みがない」といった回答が多くみられる。フランス語を「馴染みにくい」と考える学習者も少なくない。しかし,一見馴染みがないフランス語は,実は街の看板に溢れており,学習者はそれを日々目にしていることに気づいていない。そこで,日本における「Paysage linguistique francais」(以下PLF)の存在を学習者に気づかせ,そのモチベーションがどう変化するかについて,授業実践とアンケート調査を行い,検証した。授業実践は65名の初級学習者を対象として行った。筆者自身が撮影した沖縄の「街角のフランス語」の画像を使用し,周囲にいかにフランス語が溢れているかということに気づかせ,なぜフランス語が日本にこれほど多いのか,なぜスペルの間違いが多いのか等についても議論した。授業実践後,フランス語とフランス文化に対する親近感や,学習に対するモチベーションについて量的調査を行った結果,プロジェクト参加により,親近感と自己能力への評価がともに向上したことが明らかになった。また,フランス語に触れる機会のない沖縄という環境においてPLFを発見したことによる親近感が,学習者の好奇心を刺激し,モチベーションの向上に貢献していたことが観察された。

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© 2015 日本フランス語教育学会
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