抄録
ボールパーソン不在かつセルフジャッジ方式のテニスの試合を対象に,地域大学生大会におけるポイント間の時間,エンド交代の時間,セット間の時間を計測し,時間のルールの順守状況を明らかにすることを本研究の目的とした.対象は2023 年度東海学生テニス選手権大会における男女の単複各5 試合,計20 試合であった.試合を録画し,それぞれの時間をストップウォッチを用いて手動で計測した.ポイント間の時間(規定25 秒以内)は平均29.77 ± 8.18 秒で,約70%が時間のルール超過であった.男子は女子より約2 秒,ダブルスはシングルスより約3 秒有意に長かった.エンド交代の時間(規定90 秒以内)は平均144.07 ± 30.32 秒で97%が超過,セット間の時間(規定120 秒以内)は平均183.77± 66.43 秒で90%が超過していた.その超過の程度は,1 試合でポイント間は約400 秒,エンド交代は約320 秒,セット間は約60 秒で,合計約780 秒にとどまった.1 試合の平均時間は102 分であり,3 種類の規定時間の超過は試合時間の約13%に過ぎなかった.