宗教研究
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「宗教の市場化」としての教会と国家との分離の原則(<特集>宗教-相克と平和)
深井 智朗
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2005 年 79 巻 2 号 p. 499-522

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抄録

本論では宗教団体の共生と寛容のための原理である「教会と国家との分離の原則」が、それ自体が持つ歴史的制約性を超えて、今日の多元化社会の中でなお選択可能な社会システムであり得るのか、ということを検討する。そのためにまず第一に「教会と国家との分離の原則」とは一体何であるのかという問題についての従来の諸説を再検討し、その上で今日この原則が置かれた状況をふまえた再解釈の可能性とその妥当性について検討してみたい。その検討のために「宗教の市場化」というメタファーを導入する。

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© 2005 日本宗教学会
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