安全工学
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可燃性物質の低温粉砕装置
小林 昭夫
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1975 年 14 巻 4 号 p. 319-322

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抄録

液化窒素はそのイナートの特性と,温度-196℃という極低温であるために,昭和30年頃より各種産業に保安用ガスとしてまた強力な冷媒として実用されて来ている.液化窒素を用いる低温粉砕装置は昭和47年に開発されたが,その特徴は装置全体を気密構造として液化窒素の気化ガスによって内部雰囲気を粉じん爆発における限界酸素濃度以下に保持することにより,安全に粉砕しうること,とくに粉砕時の発熱を液化窒素の寒冷エネルギーにより迅速・強力に吸収することによって粉砕効果を上げ粉砕原料の特性を損うことなく微粉化を達成することができた.

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© 1975 特定非営利活動法人 安全工学会
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