安全工学
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赤外線を使用したガスの新しい測定法
北川徹三,米田登貴彦,竹村直人
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キーワード: 労働衛生, 赤外線, ガス
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1977 年 16 巻 4 号 p. 238-245

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抄録

赤外線ガス分析法の応用分野を広げる目的で,複数箇所の同時測定を可能とするガス濃度測定機器について紹介する.この赤外線ガス測定器は,設置スペースの減少,1測定点あたりの設備費用の軽減を可能としている.赤外線を発する光源,赤外線を周期的に遮断するためのチョッパ回転板とその駆動用モータ,および受光素子は,各1箇ずつ使用するのみで,複数箇所のガス濃度を測定することができる構造のため,容易な保守を可能とし,かつその費用も低減することがどきる. このような新しい赤外線ガス測定器の構造,動作概要,いくつかの機能試験の結果,およびその仕様と適用例についてのべる.

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© 1977 特定非営利活動法人 安全工学会
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