日本放送協会解説委員
1977 年 16 巻 6 号 p. 343-347
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
すべての人が安全性を強調しているにももかかわらず,実はあまり気にしていないようである.それは日本人の国民性なのかも知れない.そして,われわれは安上がりな対策で安全を確保してきた.このため根本的対策が大幅に立ち遅れた.一方,根本的対策だけでなく,複雑な事象には複雑に対応する必要がある.そのために,ゆとりのある対策,気まぐれな人間を念頭に置いた対策等を考慮すべきであろう.さらに,原点に返って,減速の哲学を見直したい,技術や安全装置に対する過信が安全性にとっての障害になっているのではないか.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら