1978 年 17 巻 6 号 p. 345-351
騒音の対策は,騒音源の的確な把握,騒膏分布の正確な予測があった上でなされなければならない.騒音源への騒音対策の方法は,一つの騒音源にただ一つの方法があるのではなく,各種ある対策方法のうちそのおかれている状況に合せ,そのうちから一つまたは数種類の組合せで最適なものが選ばれる.化学プラントにおいては,そのプラントの経済性,安全性,操作性,保全性等を考慮して行う必要がある.したがって音響技術だけではその目的を達することはできず,幅広い知識,披術が必要である.