神戸大学工学部建設学科
神戸大学大学院自然科学研究科
1996 年 35 巻 1 号 p. 8-14
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近代都市神戸は,世界でもほかに類をみない直下型地震により,あらゆる施設に甚大な被害を受けた.特に,湾岸施設は神戸港にとどまらず姫路港から堺港まで広範囲にわたって被災した.岸壁の前面への移動・沈下,背面エプロン部の沈下・陥没およびコンテナクレーンの脚部座屈・倒壊などのさまざまな被害形態を呈している.被害総額は1兆400億円に達している.本文は湾岸施設の被害状況と対策にっいて紹介し,その被災メカニズムと耐震対策などについて考究する.
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