安全工学
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ヒューマンファクター特集
ヒューマンファクターを考慮に入れた船舶での 避難行動シミュレーション
勝原 光治郎・岡崎 忠●・亀山 道弘・宮田 修
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1999 年 38 巻 6 号 p. 443-449

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抄録

避難時の人間の心理を集団心理とみてモデル化し避難行動のシミュレーションを行った.早く着くという目的遂行の上で必要な遠近・混雑などの入手情報は限られている. 関しては人々は想像活動をし,するというモデルである。 実船実験を行い,その結果をシミュレーションで再現することができた. このシミュレーションプログラムを使って・避難時聞が最小となる最適避難経路を求める方法と,その逆の避難時間が最大になる最悪避難ケースを知る方法を示した.あらゆる心理状態を考慮すると,一般に避難行動はこの最適と最悪の問に位置すると考えるとよい.

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© 1999 特定非営利活動法人 安全工学会
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