安全工学
Online ISSN : 2424-0656
Print ISSN : 0570-4480
ISSN-L : 0570-4480
リスク評価とリスク対策特集
化学プラントのリスク評価と許容リスクレベル
高木 伸夫
著者情報
ジャーナル フリー

2002 年 41 巻 6 号 p. 371-378

詳細
抄録

欧米においてはリスクをべ一スとした意思決定の風土が長い年月をかけて醸成されており,行政の政策決定にも取り入れられている.一方,わが国においては絶対安全の考え方が長年にわたり続いていたが,近年の規制緩和と自主保安という大きな変動の中で,絶対安全要求という情緒的で観念的な議論から抜け出し,リスクをべ一スとした論理的な議論の必要性が認識されつつある.リスクを論じる場合,リスク評価の手法,社会的に受容されるリスクレベル,リスク認知の現状などにつきさらなる調査研究が必要となろうが本稿では化学プラントにおいて使用されているリスクアセスメントの基本的な手順,欧米における許容リスクレベル,リスク認知などについて概説する.

著者関連情報
© 2002 特定非営利活動法人 安全工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top