安全工学
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テロ対策 特集
テロリストのハードル
―CBRN の場合
濱田 昌彦
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2016 年 55 巻 6 号 p. 406-409

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抄録

テロリストがCBRN テロを敢行しようとする場合,いくつかのハードルがある.守る側としては,そのいくつかのハードルを上げていく努力が求められる.例えば,攻撃側は,まずサリンのような化学剤を何らかの方法で入手する必要がある.その後,それを使用する決心をしなければならない.散布も難しい.そんなお話を,以前に総合安全工学研究所で講演させて頂いた.ここでは,その話の中で,注目を集めた米国東海岸の大都市で今も動いている地下鉄の検知警報システムPROTECT と,2020 オリンピックでも課題となる可能性のある一般市民の除染システムの動向について述べたいと思う.除染では,除染される側の心理に最大限配慮することが,実は効率的でスピーディであることがわかってきている.これからのテロ対処や安全の確保のために何らかの参考となれば幸いである.

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© 2016 特定非営利活動法人 安全工学会
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