産業医科大学 産業保健学部 作業環境計測制御学講座
国立大学法人 九州工業大学 健康支援・安全衛生推進機構
2023 年 62 巻 3 号 p. 209-215
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湿式のITO ターゲット研削作業者のマスクの面体について,顔面との接触部位へのインジウムが付着量,および増加させる要因等について調査した.研削作業者延べ41 名を対象に,調査項目は作業前後における面体へのインジウム付着量とマスク漏れ率,マスク内外のばく露濃度測定とした.その結果,ばく露濃度が高いほど,また,作業前の漏れ率が大きいほどインジウム付着量は増加傾向であった.付着量低減のためにはばく露濃度の低減化のほか,作業開始前のマスク漏れが無い確実な装着の必要性が示唆された.
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