37 巻 (1993) 1 号 p. 11-17
末梢運動および知覚神経の特異タンパク質の検出を目的として, 2次元電気泳動法によるニホンザルの前根・後根由来タンパク質の解析を行った.
銀染色像において, 可溶性画分および膜結合性画分の前根・後根由来タンパク質は, それぞれ350, 520のスポットに分離された. これらの中に前根あるいは後根に特異的なタンパク質スポットは検出されなかったが, 分子量13~18kDa, 等電点6.3~6.6の範囲にある四つのタンパク質スポットにおいて, 量比の差が認められた.
イムノブロッティング像では, カルボニックアンヒドラーゼが後根の可溶性画分に, より強い染色性と多様性を示した.