日本化粧品技術者会誌
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化粧品容器と中味の間に生じるトラブル事例とその解決方法
池田 進一
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1996 年 30 巻 2 号 p. 145-152

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抄録
化粧品容器は, その用途によって多くの形態があり, 非常に多くの機能が要求される。
その中でも技術的な基本機能としては, 品質保持性, 機能・性能があげられる。何故ならば, 化粧品容器である以上, 充填される中味の保護性と適合性, そしてその用途に応じた機能・性能が発揮されることは必須である。
しかしながら中味について言えば, 構成している原料の種類は非常に多いし, 又, 増々化粧品の効果・効能を追及する為の薬剤が容器に厳しい物理化学特性を求めている。
一方, 容器についても近年多くの素材や加工方法が開発され, これらが中味に及ぼす影響も少なくない。
そこでここでは, 化粧品各社が長年にかけて得られた化粧品中味と容器との間の技術的な経験や知見を, 具体的な事例をもって考察してみた。
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