日本化粧品技術者会誌
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日本人男性の加齢に伴う顔面皮膚の生理的・形態的変化と自己意識について (第1報)
皮膚基本特性の部位差・季節間変動・加齢変化について
大西 一禎山口 あゆみ栗山 健一辻野 義雄藤原 延規
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2007 年 41 巻 2 号 p. 94-102

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抄録

男性顔面の皮膚生理に関する総合的知見はほとんど報告されていない。そこでわれわれは, 男性顔面皮膚生理を非侵襲的に測定し, 女性との比較を行った。また, その季節間変動, 加齢変化, さらに加齢変化と生活習慣との関連について解析した。その結果, 1. 男性顔面のTゾーン, Uゾーン間の皮膚コンダクタンス, 皮脂分泌量の差異は, 女性よりも大きいこと, 2. TEWL, 総伸長値の季節間変動は, TゾーンとUゾーンで相反する傾向を示すこと, 3. 頬下部は年間を通じて最も乾燥している部位であること, 4. 総伸長値は年齢との高い負の相関係数を示し, 男性顔面皮膚の加齢変化の指標となり得ること, 5. サンスクリーン剤の使用習慣がないことや, 髭剃り習慣は, 男性顔面皮膚の加齢変化進行に影響を与えることが明らかとなった。

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