脳卒中の外科
Online ISSN : 1880-4683
Print ISSN : 0914-5508
ISSN-L : 0914-5508
症  例
骨内シャント塞栓に流出路塞栓を追加することで舌下神経障害なく治療し得たanterior condylar confluence硬膜動静脈瘻の1例
島田 健司佐藤 浩一松田 拓宮本 健志高麗 雅章兼松 康久高木 康志
著者情報
ジャーナル フリー

2022 年 50 巻 2 号 p. 139-144

詳細
抄録

anterior condylar confluence dural arteriovenous fistula(ACC DAVF)のシャント部位に関し,最近骨内静脈路の関与が提唱されている.今回われわれは骨内shunting pouchの塞栓に流出路塞栓を追加し,舌下神経障害なく治療し得た症例を報告する.症例は77歳,女性.経静脈的塞栓術の際,骨内shunting pouchの塞栓のみでは不完全閉塞となり,流出路塞栓を追加することにより完全閉塞を得た.ACC DAVFの治療において,舌下神経障害を確実に回避するための骨内shunting pouchの塞栓や流出路塞栓は,症例によっては有用であると思われた.

著者関連情報
© 2022 一般社団法人 日本脳卒中の外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top