仙台市科学館 [日本]
2013 年 22 巻 2 号 p. 43-47
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2011 年東北地方太平洋沖地震とその津波の影響で七北田川河口の海岸線が内陸へ移動していることや地盤沈下に伴う相対的な海水面の上昇が指摘されている。このような環境変化が移動能力のない植物へ影響を与えているのではないかと考えた。そこで,蒲生干潟内のヨシの自然高を 2012 年 4 月から 7 月にかけて測定したところ,対照区と比べて既存のヨシの個体の生長は著しく小さいことがわかった。地形の変化による海水の浸水時間などの生息環境の変化が,生長への影響を与えていることが示唆された。
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