物理探査
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論文
繰り返し電気探査による人工液状化試験の比抵抗変化の計測
神宮司 元治永尾 浩一前田 幸男中島 善人
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2013 年 66 巻 1 号 p. 3-11

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抄録
 人工液状化試験は,人工的に液状化現象を原位置地盤で起こすことが可能であり,液状化対策工法の効果や液状化による構造物への影響を調べる上で有効な地盤試験法だと考えられる。繰り返し電気探査による比抵抗計測は,液状化に伴う地盤状態の変化を比抵抗の変化で把握することが可能であると考えられることから,繰り返し電気探査を用いた人工液状化試験の前後における比抵抗変化の計測を行なった。その結果,自然地盤と液状化対策工法を取り入れた地盤では,比抵抗変化のパターンにおいて明確な差異が生じた。これらの差異は,液状化によって生じた余剰間隙水の排水状況に起因すると考えられ,本計測技術を用いた液状化対策工法の効果確認などへの応用にもつながると考えられる。また,今回の液状化試験では,0.35mに達する地表面沈下が認められたが,その沈下パターンと比抵抗変化は,自然地盤では整合的であった。また,近年の技術開発の進展により,マルチチャンネルの電気探査装置や同時送信型の比抵抗探査装置の開発も進み,人工液状化試験における連続的な比抵抗モニタリングも可能になってきた。今後は,人工液状化試験における連続的な比抵抗モニタリングにより,2次元・3次元の地盤状態の変化も計測が可能になると考えられ,本計測技術は,液状化現象のさらなる理解および効果的な対策工法の開発に貢献できると期待できる。
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© 2013 社団法人 物理探査学会
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