物理探査
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論説
石油・天然ガス探査における密度分布推定手法の進展と展望―既存体系の課題抽出とミュオグラフィの貢献可能性
松島 潤
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2018 年 71 巻 p. 179-188

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抄録

宇宙線ミュオンを利用した探査(ミュオグラフィ)は測定機器の着実な進化を遂げることにより,その適用先の多様化を図ってきている。今後,さらに様々な分野への適用が期待される中で,石油・天然ガス開発分野への適用性が検討されていくことが予想される。これまで石油・天然ガス開発分野に適用されている密度分布推定手法の体系を改めて整理することにより課題点を抽出し,そのような課題点に対してミュオグラフィがどのように貢献できるかを考察することは,密度情報の信頼性・適用性拡大の視点から重要である。本論説では,石油・天然ガス探査分野において密度情報が提供しうる価値を明確にし,密度分布推定手法の既存体系として中心的役割を成す重力探査と地震探査の進展と現状について技術的進展の視点も含めて概観することにより,それらを踏まえてミュオグラフィが貢献できる領域について展望する。

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© 2018 社団法人 物理探査学会
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