尚絅大学研究紀要 A.人文・社会科学編
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学習目標に適切な行為動詞の判別と書き出し
「教育方法」授業での具体的な学習目標立案のための準備
川嶋 健太郎篠塚 致子
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2014 年 46 巻 p. 59-74

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抄録

学習指導案作成においては,各授業時間において的確で実行可能な学習目標を立案することが大切である。しかし,これまで主に教科書に記載された「ねらい」をほぼそのまま利用することが多く,教職課程において学生に学習目標の立案を指導する方法について検討されてきていない。そこで本研究ではメイガーの学習目標の三要素の中で特に"行動"(行為動詞)に焦点を当てて,教職課程の学生が学習目標を適切な行為動詞を使用できるように指導する授業実践について報告する。調査の結果,授業実施前と比較して,行為動詞の判別(観察可能/曖昧/観察不可能)をする成績および学習目標の記述に適切な動詞・不適切な動詞を書き出しをする成績に有意な違いが見られた。

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© 2014 学校法人尚絅学園 尚絅大学研究紀要編集部会
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