尚絅大学研究紀要 A.人文・社会科学編
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日本の高校海外修学旅行に関する一考察
増え続ける台湾修学旅行を事例として
和田 英穂
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ジャーナル オープンアクセス

2019 年 51 巻 p. 59-76

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抄録

本稿は日本の高校における海外修学旅行の現状と課題について考察し,近年特に増加している台湾を事例とし,その要因を探った。高校の海外修学旅行は国際情勢の影響を受けやすいが,全体としては微増している。地域別では母数の多い関東,近畿の実施校数が多いが,実施率で見ると九州も高く,その地理的要因が影響している。また,訪問国別では中国,韓国,ハワイ,グアム,オーストラリア,シンガポール,マレーシアが多いが,2012年頃からイメージの悪化から中国,韓国は減少し,その分台湾が増加している。台湾の増加は高校の実施条件に合致するだけではなく,台湾イメージの向上が影響している。しかし,学ぶ題材としての台湾は十分に生かされておらず,今後の課題である。

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© 2019 学校法人尚絅学園 尚絅大学研究紀要編集部会
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