日本生気象学会雑誌
Online ISSN : 1347-7617
Print ISSN : 0389-1313
原著
日本における生活季節期日の全国分布の推定
住里 公美佳長野 和雄
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2018 年 54 巻 4 号 p. 111-134

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抄録

本研究は,生活季節の開始日・終了日の等日線図を導出することを目的とする.京都市域在住の男女各 111 人に対し,毎週日曜日に 21 の行為についてのウェブアンケート調査を 1 年間続けた.アンケート調査と同期間に,京都で気温・湿度・風速・長短波放射量の気象観測を行い,これらのデータを基に体感温度 ETVO を算出した.日平均 ETVO に対する生活季節の実施率の散布図より回帰式を算出し,回答者の 20% または 80% がその行為を開始・終了する日(初日 20/80%・終日 20/80% と称す)の ETVO(初日 20/80%ETVO・終日 20/80%ETVO と称す)を算出した.全国 836 の観測地点の日平均 ETVO が算出した初日 20/80%ETVO・終日 20/80%ETVO と一致する日をその地における初日 20/80%・終日 20/80% と定義し,初日 20/80%・終日 20/80% の生活季節の等日線図を作成した.1950 年代の炬燵に関する先行研究と比較して,現在ではほとんどの地域で 2 週間早く炬燵を使い始め,1 ヶ月遅く使い終えたことが読み取れた.

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© 2018 日本生気象学会
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